自動車、輸送用機械器具用ブレーキ装置の部品の開発、製造、販売を行う、日清紡グループのブレーキ事業を担う世界トップクラスの摩擦材メーカーです。
日清紡ブレーキ株式会社 様
既存機器は電気熱源で、工場全体のピークデマンドが問題視されていました。また、生産ライン空調の既存機が1台で、故障のリスクが懸念されていました。
現地調査によって、工場敷地内に生産ライン用の都市ガスが供給されていることが判明したので、電気から都市ガスへの熱源変更を提案しました。また、チラーは、6台のモジュールチラー制御に変更し、中央制御盤で個別運転ができる装置へのご提案をしました。
施工時期が夏季であったため、生産ライン空調機を停止させている間は、エアハンドリングユニットへ仮設大型スポットエアコンと大型自家発電を設置し、空調しながら工事を行いました。
機器設置が工場正面入口側面だったため、仮囲いをし、客先への安全を図りました。
また、冬季の積雪時に備えて、大型雪(固まった雪)が落下してファンが損傷しないよう、チラー本体上部への積雪対策をしました。
電気のピークデマンドが落とせたことで、コスト削減と生産ラインへの電気供給の余裕ができました。